レッツゴー!生活支援課

失業保険が出ないと分かった私の魂は、幽体離脱して、ハローワークの天井までふわふわ飛んで行き、職員と向かい合う私・本体を見下ろしているイメージです。私・本体は、魂が抜けて、能面のような顔になっています。

が、失業期間が長引いて貯金も底をついている私は、失業保険がなければ今月のお家賃が払えない。ここは失神している場合ではない。

気力を振り絞って、魂を天井から無理やり引きずりおろて体内に入れました。力の限り、凧糸をたぐりよせるようなかんじです。

「失業保険が出ないのでしたら家賃を払えません。何か救済措置はありませんでしょうか?」と尋ねたところ、「生活支援課」的な名前の部署が同じハローワーク内にあり、そこで住宅支援などの相談にのってくれるとのこと。

「ありがとうございます!」と私は書類をかき集め、「生活支援課」へとダッシュで階段を下りて行きました。