ツイッター見てたら思い出した。
私は高校の頃、タンポン使いに囲まれていたということを。
その事実になぜ気付いたかと言うと、女子だと、急に必要になったら、貸し借りするじゃないですか。
「ナプキン」を。
それが、その時点までの、私の常識でした。そんな常識がくつがえる瞬間が、私の人生に訪れたのは、高校生のときです。
学校で急に必要になり、ポーチごと貸してもらった生理用品を持ってトイレに行き、いざポーチを開いたところ、中にはタンポンしかなかったあの日の驚愕……。
「こんなもん、どうやって使えっちゅうんじゃあ!!」←タンポンに非常に失礼なもの言い
当時の私はタンポンなんて使ったことなかったし、学友に生理用品を借りて、それがタンポンだったことも初めてだった。面食らったなんてもんじゃなかった。
ポーチの中身は使わずに返却しました。
さらにそこらじゅうの女子に聞いてみたところ、みんなタンポンしか持っていなかった。ナプキン持ってるコは、いなかった。
その日、初めて気付いたんだ――。
私のようなナプキン派女子は、少数派だということに……(あくまでも私のいた特殊な環境下では、ということですが)。
その日から、不測の事態に備え、私は常にナプキンを持ち歩く女になった。
私のいた環境では、ナプキン派は少数民族のマイノリティだったと、初めて気付いた、あの日。私はべつに大人の階段上った訳でもなんでもない。そういう環境もある、世界って広いなぁ……。と気付いた、というそれだけのおはなし。