うちの母は「毒母」じゃなかったのかもしれない

国営放送の某番組で、母と娘の関係を扱っていて、毒母にも触れていた。

番組では、「毒母」と「娘」が2ペア、紹介されていた。

 

 

私は番組を見終わって、思った。

あの番組で紹介されていた母親が毒母なら、うちの母親は、サイコパスだなー、って。

そして、私には「毒母ミーティング」に出させていただく資格なんてないんじゃないか?って不安になってしまった。

私にふさわしいのは、「サイコパス母ミーティング」とか「サイコパス・マザー・サバイバーの集い」とか、だったのか……と気づいた。

 

 

さておき、

番組で紹介されていた親子は、そもそも、生家とは階層がちがうと思った。

番組で紹介されてたのは、家にグランドピアノ置いちゃうような、短大でピアノ勉強してた母親。

その母親は、いろいろ本を読んだり、カウンセリングにも通っていたそうだ。

高収入、高学歴世帯。

ちなみに母親はストレートボブで、痩せていた。メガネかけていた。

(これってテレビ的には、教育ママのイメージにぴったりだから、この人選ばれたんだろうなー。)

 

 

私が見てきたのは、低学歴世帯での毒です。

もう、毒からして違います。

私は、母親が本を読む姿なんて見たことない。

私の母親は、カウンセリングとは無縁の世界にいる。

彼女の世界にあるのは、ガマの油、占い、新手のビジネスの水がきれいになる装置、など。

 

 

テレビでご紹介できるようなエピソードはひとつもない。お茶の間が凍りつくだろう。私の母親が国営放送で紹介されることは、一生ないだろうと思った。

 

(2013.12.09:元タイトル:「国営放送の毒母は高学歴・高収入世帯」記事内容は変更なし。)