2014年11月13日木曜日の『5時に夢中!』(TokyoMX)で、他人事とは思えないエピソードが披露されていました。
『5時に夢中!』では、木曜レギュラーの岩井志麻子さんと一緒に出演している猫のぬいぐるみさんがいるんです。「ジョニャサン」「ニーちゃん」などの愛称で親しまれているそのぬぐるみは、おててをぎゅっと握ると「ニー」とないて、志麻子さんのトークの相棒として活躍しているんですね。
が、最近、声がでなくなってしまったんです。
↓ジョニャサンと同型のねこさん「なでなでねこちゃん」(トレンドマスター)
その日、同番組の特別コーナーでは、ジョニャサンの製造メーカーであるトレンドマスター社さんに持ちこんだところ、社長さん自ら断線したパーツをハンダ付け直して修理してくれ、その様子が放映されました。
そこで社長さんが『なでなでねこちゃん』誕生秘話を話していたんだけど、なんか超いい話やった!
トレンドマスター社の社長は、元々大手おもちゃ会社の社員だったところ、子会社に出向。その後、子会社が倒産し、47歳で失職なさったんだそうです。
で、自分で企業したけれどなかなか軌道にのらず、呆然自失してたら、ある日飼ってた黒猫が膝に乗ってくれたんですって。その黒猫ちゃんをなでていたら、すごくホッとして
「なんとかなるんじゃないかなぁ?」って思えた。それで、猫のぬいぐるみをを作ろうと思い立ったんですって。今や『なでなでねこちゃん』は多くの人に愛されているヒット商品です。
私、この話、他人事とは思えませんでした。
子会社に出向したり、会社が倒産したりと私も既視感を覚えるような職業人生(詳しくは拙著『失職女子。』にて)もそうなんですが、
「失意のどん底にあるときの猫さんからもらう慰め、半端ない」
ってところに共感しまくりました。