精神科やカウンセラーに一度もかかったことがないルーキーのあなたへ。練習しましょう。

私が今死んでいない理由

私が今生きてるのは、一重に、精神科で治療を受けるのと並行して臨床心理士の元でカウンセリングを受け続けてきたからです。もしこの2つがなかったら、こうしてブログを書くかわりに、今頃はお空の上からあなたのことを見下ろす状態だったと思います。

つまり、自殺していたと思います。

「けれど精神科やカウンセラーにかかるのは、ハードルが高い。」

とあなたは言うかもしれませんね。

ハードルが高いと感じるのは仕方ないことです。精神科やカウンセラーに一度もかかったことがないあなたは、それらの専門家と会って話す「練習」を積んだことがない人です。ハードルが高くてあたりまえ、難しくてあたりまえなんです。

 

専門家と話す練習

なので、私はこう思います。初めて精神科や臨床心理士の門を叩くときは、「これは練習だ」と思って受診すればいい、と。

なにごとにも「練習」は必要で、それは医者・カウンセラーにかかる場合も同様です。なので、あなたも、まず最初は「練習のためにかかるドクター」や「練習のためにかかるカウンセラー」だと思って、専門家に会ってみてはどうでしょうか。

保証します。初めて精神科・カウンセラーの門を叩くとき、あなたは絶対にうまく話せないだろう、ということを。

それでいいんです、初心者なんですから。あなたはまだルーキーです。練習を積むんです。そしてゆっくり技術を磨いて、上達するんです。

 

ちなみに

私が今かかってる精神科のドクターは、4人目くらいなんですが、今まででダントツに処方が上手です。

とはいえ、これまで3人の精神科ドクターにかかった経験がなければ

「このセンセイの処方は自分に合ってる!」
なんてこと、分かりっこありません。そういう意味では、処方がまあまあ上手い過去のドクターたちにかかった経験も、無駄ではなかったのです。

私は過去のドクターたちを通じて、精神科にかかる「練習」を積んできました。そして、その「練習」の結果たどり着いたのが今の処方の上手いドクターなのです。「練習のためにかかるドクター」がいなかったら、実現しなかったことです。

初めてかかるドクターやカウンセラーが技術が高い人であれば何よりですが、実際は、そうではない可能性の方が圧倒的に高い。専門技能というのは、そういうものです

だから患者サイドも「練習」を積んで、自分に合った専門家を見極める目を養う必要があるのです。いつか自分にぴったりな専門家に出会うときに備えて、あなたの「練習」がうまくいきますよう、ささやかながら願っております―

―ルーキーのあなたへ。