精神科と臨床心理士のカウンセラーは一緒だと思ってる方いらっしゃるかもしれないので、ざっくり説明します。
精神科
いわゆる「病院」です。薬を処方してもらうところです。
診察室のレイアウトは、風邪をひいたときにかかる内科と基本的にいっしょです。右手にベッドがあり、薬棚や血圧計などがおいてあります。
入ると、白衣を着たドクターが「どうされましたか~」とたずねてくれます。
精神科のドクターの仕事は、薬を処方すること。これに尽きます。
患者であるあなたは体の症状をドクターに話しましょう。ここは、いわゆる「悩み事」を相談する場所ではありません。
- 眠れない
- 食欲がない
- 死にたい(これは体の症状でもあり心の症状でもあるので精神科とカウンセリング両方で相談しましょう)
- などなど
臨床心理士のカウンセリング室
病院ではありません。薬の処方は行われません。
カウンセリング室のレイアウトは、心理士が座る椅子と患者が座る椅子があり、その間にテーブルがあります。ベッドや薬棚、血圧計なはありません。
30分、もしくは60分のセッションでカウンセリングしてもらいます。
ここで行われるのが、ハリウッド映画などによく出てくる対面式で悩みを話すアレです。
臨床心理士の場合、白衣を着てる人もいれば着ていない人もいます。
心理士の仕事は、悩みを聞くことです。あなたの心に溜まっている答えのない様々な疑問や悩みについて、セッションの時間が許す限り語りつくしましょう。
- 自分が嫌い
- なんで自分が生きてるのかわからない
- 家族との問題
- 死にたい(この問題は、精神科の薬とカウンセリングを併用することで、早くよくなります)
- などなど