大和彩_ブログ

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『パリ・テキサス』

ラジオ番組『life is music』で、
MCふかわりょうさんがこう言った。

 

「『パリ・テキサス』と

バグダッド・カフェ』を

知らないレンタル店員には、
『レンタル辞めちまえ!』って

言っちゃっていいですからね!」

 

思わず笑みがこぼれた。

美大の頃、いろんな先生に

「『パリ・テキサス』観ろよー」
「『パリ・テキサス』観たかーー?」

「『パリ・テキサス』なんでまだ観てないんだーーー!」

何度も言われ続けていたことを思い出した。

 

どうやらクリエイティブ系の人たちは、
パリ・テキサス』のことになると

たちまちエキサイトするらしい。

 

そんなステキな映画なら私もぜひ観たいと、

当時いろんなレンタルビデオ屋さんで、探した。

 

けど、『パリ・テキサス』は、どこにもなかった。

おしゃれ映画ってのは、

レンタル・ソフトを見つけるのが
そもそも大変だったのだ‼

 

そのまま社会人になってしまい

パリ・テキサス』のことも忘れたまま

10年が過ぎ去った。

 

ところが冒頭のふかわさんの言葉で、

過去にびゅっ!と私の中の時間が

一瞬で巻き戻ったような感覚になった。

 

「観なきゃ……観なきゃ……」

という思いを10年以上無意識下に抱えていると、

ただならぬ発酵具合になって

現在の行動に強く作用するらしい。

 

私が思いを発酵させている間、時代は変わっており

今回、私はそっこーで観ることができた。

パリ・テキサス』を。

 

もうわざわざ物理的にレンタルソフトのある

街に住んでいなくても、

単館ロードショー系の

おしゃれアートフィルムを視聴できる

世の中になっているんですね。

素晴らしい……。

 

その反面

おしゃれ映画って、昔はソフトを見つけるのが

ものすごく大変で、

散々苦労してようやくレンタルできたときには

ものすごい達成感があった。

見る前からものすごくうれしくて

デッキにビデオをセットする時間も

予告編が流れている間も、ずーっとワクワクしていた。

 

ソフトにめぐり合うための苦労は、

今思うと

その映画に対する感想に

多少は影響を及ぼしていたのかも、

という気もする。

 

パリ・テキサス』は、

主人公が夢見ている思い入れのある場所。

「いつか行ってみたい場所」って、

誰にでもあるんじゃないだろうか。

私にとっても『パリ・テキサス』は

そんな存在だったわけだ。

 

 

先生が言っていた。

「『パリ・テキサス』は●●について映像で語っている名作だ!」

 

私は今、その●●がなんであったか、

必死に記憶を探っているのだが

思い出せない。

 

やっぱりおすすめされた映画や

観たい映画は、

ソフトを手に入れるのが

どんだけ大変だろうと

苦労しようと

なんとしてでもその時に

観とくべきですね。