2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Emotional Incest のかたち 2

前回に引き続き、"The Emotional Incest Syndrome: What to do When a Parent's Love Rules Your Life" (Dr. Patricia Love, 1991) より、Emotional Incest (肉体関係を伴わない近親姦)家庭の特徴について書いていきますね。 前回↓ 「健全な家族」と「Emot…

「健全な家族」と「Emotional Incest家族」の違いにびっくり―実家の問題はコレだったんだ!

Emotional Incest 今読んでいる本 "The Emotional Incest Syndrome: What to do When a Parent's Love Rules Your Life" (Dr. Patricia Love, 1991) から『構造派家族療法』を初めて知りました。 今読んでいる本: 家族の問題には解決法があるらしい 家族療…

スポーツ刈りにされたはるちゃん

おかあさんがにやにやにやにや笑うから、はるちゃんは不安でいっぱいでした。ザク、ザク。おかあさんは笑いながら、はるちゃんの髪の毛を切っていきます。おかあさんの目は膜がかかったようにぼんやりして、口元はだらしなくにいっと笑ったままです。 「ほら…

さゆりちゃんの悪夢

さゆりちゃんは5歳。 夜、真っ暗な部屋で一人で寝ていると、 「バタン!」 音がして、大人が部屋に入ってきます。その人は、しばらくさゆりちゃんの寝ている布団のそばでじっと立っています。それが済むとその人は、ふとんの上からずっしりとのしかかってき…

『クラランス』(シェル・シルヴァスタイン)

Clarence (Shel Silverstein) 『クラランス』(シェル・シルヴァスタイン) ※大和の勝手な翻訳なので、公式とは違っていると思います。 Clarence Lee from Tennessee テネシー州のクラランスはLoved the commercials he saw on TV. テレビ通販が大好きだった…

両親を買い換えよう!(シェル・シルヴァスタイン)

シェル・シルヴァスタイン 「みんなーシェル・シルヴァスタインのこと好きー?」 シルヴァスタインは某英語圏国のちびっこから絶大な支持を誇る詩人です。某国の80年代における小学生の詩の勉強には欠かせない存在でした。当時はシルヴァスタインの名前を知…

生活困窮者の私が、ネットの皆さんの優しさと思いやりに支えられて生き延びられるか!?~シリーズその②~

2014年4月23日 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *これまでのあらすじ 「トイレットペーパーを買うお金がない!」生活に困窮している大和彩。「アマゾンの欲しいものリスト」を公開して、ツイッターで交流させていただいているMさ…

『まがお姫』と『隣の脅迫者』(スーザン・フォワード)

『おとぎばなし まがお姫』は、スーザン・フォワード先生の『隣の脅迫者』を読んで書きました。このように書いてあったからです。 あなたに罪悪感を抱かせている人間関係についてより深い洞察を得るために、あなた自信のおとぎ話を書いてほしい。とくに有効…

小林幸子さんの『さちさちにしてあげる♪』コミケ2014年

小林幸子さんコミケ参加 小林幸子さんが夏の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)86」に参加、自らブースに立ってミニアルバム『さちさちにしてあげる♪』を手売りされたことがニュースになりましたね。 [小林幸子]コミケCD1500枚が2時間40分で完売 …

おとぎばなし まがお姫③

姫様は、自分の部屋の冷たい床にうずくまっていました。暖炉は使ってはいけないことになっていたので、姫様の部屋は真っ暗で、冷え切っていました。 かじかんだ指にはーっと息を吹きかけて温めつつ、姫様は考えました。子猫のことを思い出すと、のどに大きな…

おとぎばなし まがお姫②

それから7年がたち、バースデーケーキもプレゼントもなしでしたが、姫様は毎年誕生日を重ね、10歳になりました。 姫様は熱心に隣村の寺子屋に通い続けていました。ある日、姫様は、綴り方の試験で、一等の成績を取りました。 「一等になったご褒美ですよ」 …

おとぎばなし まがお姫①

昔々、あるところに、ちっぽけな王国がありました。 ちっぽけな王国のちっぽけなお城には、王様、王妃様、お姫様、王子様の四人が暮らしていました。 王様は、人の笑顔を奪うのが何よりも好きで、王妃様は、人のお菓子を奪うのが何よりも好きでした。 そのせ…

性別を考える三つのものさしとLGBT

性別を考える三つのものさし 「性自認は男性で、服装は女性」な人がテレビで「あなたは女性になりたいんですか?」とか聞かれてるの見るたびにイラっとしてしまいます。 「女装すること」と「性自認」はちがうんだよーー!女装しているからといって、女性に…

 『ビリー・ミリガンと23の棺』から毒親を考える

2013年11月29日 『ビリー・ミリガンと23の棺』(ダニエル・キイス)を読みました。私には、毒親に関してどうしても理解できないことがあります。 子供を虐待して、どうして平気でいられるのか?弱いものいじめのどこが楽しいのだろう? 本書を読んで、ビリー…