運動経験者じゃないので体を動かすときに集中するという感覚は一生体感しないままだと思い込んでいた。
ただ、体質としては、私は過集中するたちだ。
集中してるときは、特有の状態に陥って、頭と心がしーんとして静かな状態になる。
過集中が起こるのは、絵を描いたり、文章を書いたり、楽器を演奏しているときだ。
とくに楽器は、演奏前の構えに入った瞬間、すっと集中に入る気がする。
楽器と運動って結構共通点が多いんですよね。
であれば運動音痴の私であっても、運動中に集中することも可能なんじゃないかな、と思いついた。
雑念がいろいろ沸いて頭の中がうるさくなって心がぱんぱんになって運動が辛くなるのは集中してないからだ。
そこで今日は集中してるときの「アノかんじ」を思い起こしながら走った。
ダッシュのときに「アノかんじ」を再現しようと意識した。そうしたら、今までの人生で一番集中して走れ、精神的にラクだった。
集中するあまり、イアホンで聞いてるラジオが邪魔になって音を切ったくらいだ。いつもはなにかしら聞いてないと走ったりできないのに。
私が運動中に音を必要としなかったのは人生初。
今までの人生で集中しながら走った経験がなかったのか、とむしろ気づいたくらいでした。
ちょっと人生観がかわったかもしれない。