A Crowd Funding Company Declined our Project, saying Hysterectomy is "Indecent"

Japanese version of this entry from here 

 

 

 

Intro

 You might have thought that funding for our book is difficult because Japan has declining birthrate and don't want women to have hysterectomy, but I think the root of the cause is more barbaric. 

 I'll explain why below.

Message We Want to Spread Through this Book 

  •  Is a person not a woman withough a uterus?
  •  How is sex life after hysterectomy? 
  •  How do you define a woman?
  •  How can a woman realize her ideal sex life?

 I used to write a serialized column featuring the above themse on the web site "messy"  titled "Until the Penis Reaches the Uterus--Sex Before and After Hysterectomy."

This is the message I wanted to send through this series. 

 "A person does not cease being a woman due to a  loss of a uterus. There is no change in sex after hysterectomy. There is no need for a  woman considering hysterectomy to worry about those things; she should concentrate on her treatment."

 

 "Messy" is a site geared towards women and readers are mainly young women. To send this message to more people in Japan, my editor and I decided to self-publish the column into a book (one of those dojinshi type books). 

We want to spread the message to older women (after menopause many women get hysterectomy) and men, also people of all sexuality, trans-gender people. Some women are born without a uterus; that doesn't make her less of a woman. 

 Our dream is to spread this message, considered a taboo to even mention, all over Japan.

 

Why We wereDeclined by the Largest Crowdfunding Co.

 Since we don't have funds to print the book, we decided to ask for contributions through crowd funding, and applied to the largest crowdfunding platform in Japan.

 However, our project was declined by the company running the platform, reason being the theme is too "わいせつ (translated as Indecent, Sexually explicit, Immoral, Obscene)" and that "it might cause significant, inappropriate SEXUAL AROUSAL in juveniles."

 

My Crowdfunding Illusions?

 I believed crowdfunding is a wonderful thing, an icon for the future. I thought of crowdfunding as revolutionary method, allowing to break down barriers between people and help realize society that values friendship, peace, and equality. 

 I can't put into words how discouraged and sad I was to have our dreams, to spread the message, labled as Indecent, Sexually explicit, Immoral and Obscene. 

 My shock was beyond workds since I really believed that people involved in crowdfunding would be more open minded.

 Was it just an illusion to think of crowdfunding as revolutionary?

 

Any Woman has the Possiblity of Getting Endometriosis 

 There is possiblilty for any woman to have endometriosis. I hate to even mention this, but it is NOT a sexually transmitted disease either, as commonly believed in Japan. Sexual experience, age, experience of childbirth, does not cause nor prevent endometriosis. Therefore any woman has the possibility of experiencing hysterectomy as well.

 That might be your mother. Woman after menopause commonly have hysterectomy. It may be your wife, daughter, sister, friend. Anyone with a uterus has the possiblity of having endomtriosis and hysterectomy. 

 

 Let's imagine your loved one saying to you one day,

"I'm going to have hysterectomy soon, and I'm scared." 

 What are you going to do?

 Are you going to say

 "Don't mention such Indecent, Sexually explicit, Immoral and Obscene things to me!"

 

Women Not Included in This Company's Concept of Society?

 I really have no clue why trying to find out about endometriosis and hysterectomy, and how one's life might change due to it, would be seen as Indecent, Sexually explicit, Immoral or Obscene.

 "To democratize the process of fundraising and to create society where everyone has a voice"

 This is the Mission Statement of the company that we applied to.

 "Society where everyone has a voice"??

 Do only men exist in the "society" this company is mentioning?

 Are women not included in "everyone" who should have a voice?

Japan Doesn't Allow Women to Improve her QOL

 I do not hold contempt for the company which called our project indecent etc. Ironically, the app "polca" we're using for Japanese friends is owned by that company.

 But I did want our international friends to know the current Japanese situation with women's health, which is probably about a 100yrs. behind the U.S.

 In Japan, oral contraceptive and pailess childbirth still isn't common in Japan. Somehow Japanese people hate the idea of women improving her quality of life through medicine and medical procedures, especially when it comes to reproductive organs.

 

Thanks for reading this to the end!!

 

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『さよならタマちゃん(武田一義)』精巣腫瘍という睾丸のがんをつうじた生と死の考察 てきな

●『さよならタマちゃん武田一義)』

 『さよならタマちゃん武田一義)』を読み、完成度の高さにぶっとばされました。

 本書は作者の実体験をもとに描かれました。当時漫画家アシスタントの34歳。その若さで精巣腫瘍という睾丸のがん、発覚。しかも肺に転移までしていたためにきつい抗がん剤治療が必要でした。

 

 本書はその病気発覚~入院手術~退院までを描いた漫画作品です。

 

 最初は闘病記かと思い、手に取ったのですが、精巣腫瘍や手術のことはさらりと触れられているだけです。

 

 本書では、夫婦愛、仕事、夢を追いかけるということ、さらには病気のこと、それらが網羅されています。闘病記の枠には収まらない、もっと普遍的な生と死を絵テーマとした作品でした。

 

●自分のこと書くのは大変よ 

 こんな風に人さまのことだときつい病名もささっと書けちゃうことに我ながら驚きです。

 

 なぜなら私は去年、女性科疾患で入院・手術したのですが、病名・手術内容をいちいち書くと辛かった記憶が甦るので、あまり書けないからです。

 

  本書は「実体験をもとにした」、とありますが、体験をただ時系列で追ったものじゃありません。読んでみると作者が伝えたいメッセージを明確にするため、様々な体験をブレンドしキャラクターや各シーン、セリフを作り上げていることが分かります。

 

 自分の辛かった体験をこんな風に練り上げて作品に起こすのは本当に大変なこと。作者を心から尊敬します。漫画作家さんてすごいなあ!

 

 

 私が好きなシーンは退院間近、同室の人たちとカップめんを食べながら談笑する場面です。退院間近、日々の治療の辛さから解放されたひととき。外は秋晴れ、お祭りが開催されています。

 

 一見、他愛もない会話がのんきに交わされるのですが、バックに流れる太鼓の音がなんだか不気味な通奏低音となっています。

 

 最後まで読んでからまたこのシーンを読み返すと、この他愛ない言葉のやりとりに込められていた各キャラクターの複雑な心情が明らかになります。非常に効果的な演出だと思います。

 

 

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さよならタマちゃん武田一義講談社)』より

 

 

仁藤夢乃さんのツイートで思い出した「おちんちんマン」

 私が5~6歳だったころの話。

 

 大型スーパーの子供服売り場にいたら露出狂に出くわした。ホットパンツを履いたそいつは、子供服を熱心に眺めるふりをしながら私の目線に合わせてしゃがみ、鼠径部から性器を露出しているのだった。

 

 それを見た私は直ちに母親に報告した。

 「おかーさん!あの人おちんちん出してるよ!?」芦田愛菜ヴォイスで再現してください)

 母親はちらりと男のほうに目をやり否定した。

 「何言ってんの!そんなもの出てません!」

 

そんなはずはない。私は反論した。

おちんちんだよ!ホントだもん!出てるもん!!」

「あんたはっ!バカねっ!そんなの出てないっ!」

「出てるもん!おちんちんだよ!おちんちん……」

 

 

 

 ……と、まあ、こんなことがありました。 この出来事はそれほどトラウマにはなってないので書けるんですけどね。

 

 女性なら子供のころからこんな経験山ほどしてるけど、周りの大人が助けてくれるとは限らない。

 現実に見えているものを「そんなものは見えていない」と否定されたうえにバカと呼ばれる理不尽さ。

 

 痴漢のターゲットにされて傷つき、大人に感情をないことにされてさらに傷つく。女の子や女性にとっては住みづらい世の中。

 

 だけど性加害者にとっては悪事を「ないこと」にされるんだから、彼らにとってはこんなに住みやすい世の中ないんでしょうね。痴漢や性被害がなくならないわけです。

 

 

  

ブロガー=youtuber的なタレント枠という今の人の感覚とHagexさんの痛ましい事件について

 彩ぽんです。

 

 興味深いツイートを見ました。

 

 

 まさかネットに文章を書く=youtuber的なタレント枠だとは!びっくりした。

 けどそう言われれば腑に落ちる点もございます。

●ジェネギャ 

 私も以前20代の人と話してて「ネットに文章を書いてる」という概念が全然通じず困惑したことがあります。

 

「ヤフーニュースって書いてる人が存在するの?じゃあブログは誰が書いてるの?(いずれも自然発生していると思っていた模様)」

ってかんじでした。

 

その人はブログにもギャラが発生していると思っているらしく、

「お金も発生しないのに、なんでわざわざブログやるの??」と聞かれましたが

「えっ、趣味で……」

としか答えられませんでした。どこから説明すればいいのかわからんかった。

 

 ちなみに、ご存じない方もいらっしゃるかもしれないので書きますと、このブログもギャラは発生しません。

  完全にノー・マネー。

 

●自分の感覚 

 私は教室で工作みたいに手作りしたhtmlのちゃちいページを学校から支給されたアドレスにアップして

「うおお~自分で打ったhtmlがウェブページになってるぅ✨なにこれ魔法~??」

 と感動した世代です。

 

 ネットというものはDIY感に溢れた世界だと思い込んでいます。むしろプロなんか存在しない世界だ、と。 ネットなんてリアル世界から隔絶された便所のようなもので、ブログは落書き、という感覚なんですよ(あくまでも自分はそうというだけであって、プロ意識高く完璧な文章をブログに掲載している人もいらっしゃいます。繰り返しますがあくまでも【私が】そういう感覚というだけです)。

 

 私はむしろブログを公的なものとして扱われるとすごく困ります……。

 

 生まれたときからネットが存在していた今の人とその辺の感覚は決定的に違うかもしれない。

 

 私がネットで悪口などを書かれたとしても、特になにも思わないのはそのへんから来ているのかもしれません。

 

 だって、私も、悪口書いてる人も、みーーんないわばクラスメイト、素人の集まりだと思ってしまっているから。クラスメイトに悪口書かれても、

 「この人たちはオフィシャルな感覚で書き込んでないから、こんなこと書いちゃうんだよね~」

 くらいにしか思わない。

 

●若い世代の感覚?

 生まれたときからネットがあった人たちなら、ネットに掲載されてる文章を自然現象というか、ある程度オフィシャルなものとして捉えられるのでしょうね。

 

 芸能人の告知やお知らせもブログを通して発表される時代です。

 

 けど私にとってはネットは永遠に「DIYな手作り感にあふれた誰でも参加できる場、つまり素人の集まり、どんな人が書き込んでるのかわからない」という感覚が抜けない。

 

 その辺に世代の断絶があるんじゃろうなぁ。

 

 「生まれたときからネットは存在してたけどデジタル教育が追い付いていなかった世代」というのが今の20代中ごろ~後半とかなのかな……?とも思いました。

 

●上の世代の感覚?

 

 けどな。

 

 よく考えたら、私より上の世代の人にも、

 「お金も発生しないのに、なんでわざわざブログやるの??」

 とすごーく不思議そうに聞かれることを思い出した。

 

 つまり、ネットは誰でも参加できる雑記帳だと思い込んでる私の世代だけがなんか特殊な感覚である可能性が高い……?

 

●Hagexさんと犯人のあいだの感覚のズレ

 そう考えると、Hagexさんを殺害してしまった人は、(年齢はともかく)若い世代の感覚に近かったのかもしれない。

 

 犯人にとっては、HagexさんはYoutuberに匹敵するタレントのような存在であり、オフィシャルな人だったのでは。

「Hagexはオフィシャルな人、公人でタレントのくせに、ネットという公的な場で俺の悪口を書くなんて許せない!」

と考えてしまったのかも。

 

 対してHagexさんは、

「自分も低能さんも素人として、ネットというリアル社会から隔絶された公園で一緒に遊んでるだけ。これはいわばプロレス。じゃれ合いのようなもの。」

 という感覚だったんじゃないだろうかと推測する。

 

 きっと、あれだ。社長になったばかりの人が自分の発言の影響力をイマイチ理解せずにぼそっと言った一言が、働く人間にとっては「鶴の一声」として認識されてしまい現場が大混乱に陥る、というあれだ。

 

 

●私も変わらないといかんのじゃのう 

  つまりですね、私もいつまでもブログを公的なものとして扱われるとすごく困るとか言ってもダメなわけでしょうねー。

 

 「ここはネットだから、リアル社会の肩書やしがらみから解放されて、ありのままの彩ぽんとして知らない人と遊べる場」

 という感覚で今の時代ブログ書いちゃいけないんでしょうねぇ。

 

 でも、それは困ることでもある。

 ブログが公的な場所になっちゃったら、私みたいな社会不適合人間はどこに日常生活の怨嗟を吐き出せばいいの?

 とも思うから。

 

 しらんがな。

 

 Hagexさんのご冥福をお祈りいたします。

 

鬱ライフスタイル・コンサルタントの彩たそです

こんにちは。

鬱ライフスタイル・コンサルタントの彩たそです。

 

5月下旬、私はトワークダンスのやりすぎで腰を痛めました。

 

↓こんなかんじです(大嘘 

 

最初は痛みを無視して筋トレをしていました。

なにか問題が起こったら、とりあえずそれを無視する何も問題はないかのようにふるまう……。

 

私の悪い癖です。 

これって、割とこう、育ちがキツかった人には多い傾向ですよね、まあ私のことですけど。

 

 

一番やっていはいけないことです。

案の定、腰の痛みは悪化、ヘルニアへと突入。

洗顔で屈んだり湯船につかるだけで動けなくなる。

やがて鬱の極みへと……

 

折しも季節は梅雨、外気に触れるものすべて腐る季節。

 

も~なにもできない~~。

プロテインものねない~動けない~~。

せっかくできかけてきた私の臀部もドゥルドゥルと溶けてしまうのでしょうか~~~。かなしい~~

『誰が星の王子さまを殺したのか(安富歩)』でモラルハラスメントと『星の王子さま』について学ぶ

 モラルハラスメントについて教養を得るため、本を読みました。

 

 面白そうな本を探して出会ったのがこちら。

 

 『星の王子さま】をモチーフに、モラルハラスメントについて分かりやすく書かれており、同時に、『星の王子さま』に関して長年疑問に思っていたことが、霧がはれたようにすっきり解消しました。

 

モラルハラスメントとは

 

 本書によると、モラルハラスメントは、2段階を経て成立します。

 

1.虐待者が標的となった被害者の人格を破壊して支配下に置く過程

2.精神的暴力を振るう過程

 

 

 この定義をもとに、星の王子さまがいかにバラのモラルハラスメントによってがんじがらめに支配され、ついには自殺に追い込まれていくかを本書は解き明かしてくれます。

 

 そうです、モラハラは、死をもたらすのです。

 

 親や配偶者や恋人のモラハラに悩んでいるあなた。

 一刻も早く逃げて!ですよ。

 

星の王子さまが不気味だと思う理由

 

 星の王子さまは大学のころに授業で読んだけど、さっぱりわかりませんでした。読まされたのがフランス語の原書だったから、ということだけが原因じゃない。

 

 読んでて一瞬も心が休まらない物語なのです。

 

 著者のブラックユーモアとか悪意が凝縮されているような小説……と思った。

 

 そして、登場人物が全員不気味。

 

 バラは性格悪いし、王子は情緒不安定で心配になるし、極めつけはキツネ

 

「ねえ……ぼく(わたし)を飼いならしなよ!」

とまるで『まどか☆マギカ』のキュウべえのように迫ったかと思いきや

「けど、きみはバラに対して責任があるしね……」

などと言い出してチクチク王子を責める。

 

そうかと思えば

「大事なことは目に見えないのさ✨」

と名言っぽいことを言ってぷいっと王子と別れてしまう。

 

 無駄なこと言って王子をかく乱するだけ……!ねえ、いっそのこと出てこないほうが良くない?このキツネ!?

 

 性別不詳、敵なのか味方なのか分からない、キツネの存在はenigmaでしかないと私は思う。

 

 学校のセンセイは

「この物語は実存主義的物語で著者サン=テクジュペリは実存主義者なのだ」

と解説してくれたけど、そもそも実存主義がよくわからないので、私のもやもやは晴れなかった。

 

なのに世間は美しい物語として星の王子さまを扱うから

 なのに、著者・サン=テグジュペリによるイラストは妙にかわいい。

 

 まるで著者が悪意を隠すために無邪気ぶってあえてかわいく描いたのでは、と勘繰りたくなる。

 

 私は『星の王子さま』をかわいくあしらったファンシーグッズをみかけるたび、なんだか不穏な気持ちになるのだが、世間ではこの物語は「美しい」ということになっているので、そんなことを言ったら変人扱いされるだろうから黙っているしかない。

 

↓こういうやつ

 

安富歩氏の『誰が星の王子さまを殺したのか』

 それらのフラストレーションが『誰が星の王子さまを殺したのか』を読んで解消されました。

 

 キツネはセカンドハラスメントを行う世間を象徴しているというのが著者・安富歩氏の見解。これにとても納得した私は今、とてもすっきりした気持ちです。

 

 そして王子をバラのハラスメントから救ってくれる羊🐑という存在がいたことに気づかされ、

「よかったね、王子、よかった……!」

と安心しました。これでもう王子を心配しなくてすみます。

 

 ところで読み終わって気づきましたが、著者の安富歩氏といえば、女性装が話題になった方でもありました。それとは関係なく本書を拝読しました。

 

あとがき

 

 藤田義孝氏によるあとがきも心に響いた。

 

本書が明らかにしたとおり、『星の王子さま』とは、けっして単なる美しい「愛=絆」の物語ではない。それどころか、「愛」や「絆」といった美しい言葉にこそ死にいたる毒が含まれるという警告を発する寓話であり、グリム童話のように本当は怖い『星の王子さま』なのである。

 

 

 愛や絆こそが毒。

 

 モラハラに苦しむ私たちにとって、これ以上の薬になる言葉がありましょうか。

 身近な人からのモラルハラスメントで苦しむ人はぜひ一読をオススメする本です。

 

 

失職したくらいでは死なないから安心してください

 仕事クビになったり、病気で働けなくなったり、親と縁切ったり、貧困になったり、手術したり、寝たきりになったり、働けなくなったりするたびに

「あー、今度こそ本当に死んじゃうんだろうな」

と思ってきた。

 

 けど、一度も死ななかったことに、今日気づいた。我ながらこれはすごいかもしれない。

 

 私はなんども失職してきた。職を失うことに対してだけは、無駄に経験豊富な社会人生活だ。

 

 もし面接の場で

「特技はなんですか?」と聞かれれば

「職を失うことです!」と自信をもって言える。

 

 勤めていたころの私は「職がなくなる」ことにものすごい不安をもっていた。職を失ったら、日の光を浴びたヴァンパイアみたいに灰になって消滅してしまう、というような漠然とした恐怖のイメージがあった。

 

 今思えば、職を失うことをあまりに恐れる私に、神様がダメ押ししていたのかもしれない。

 

 働くために生きてるんじゃないんだよ、働かなくても生きていていいんだよ、と。

 

 私にはそんなのわからなかった。

 

 だから職を失うたびに恐怖に駆られ、転職活動に奔走した。けれど新しい職を得るたびに病気で働けなくなったり、会社が倒産したり、解雇になったりする。もはや職を失うプロと化していた。

 

「ね、仕事なんかなくても、死なないでショ?働けなくても生きていなさい✨」

 

 何度目かのこのメッセージにようやく気づいたのは本当に寝たきりになってからだった。

 

 過労状態にあっても、いじめにあっていても、職場を変えない人は、以前の私と同じような漠然とした不安をもっているんじゃないかな、と想像する。

 

 「なんかわかんないけど、仕事やめたら死んじゃう気がする!」

というような不安。

 

 そういう人にいいたい。きっと、死なない。安心してくれ、と。

 

 日本には福祉制度もいろいろあり、仕事を失ったくらいでは死なない・路頭に迷わないようにできていますから、とりあえず深呼吸してほしい。

 

 ↓これを見て「死んでない」ことに気づきました!詩ってすごいですね。