なぜドクダミハニーなのか?

このブログはいつからかドクダミハニーのブログになっているけれど、以前は違うタイトルでやっていた。
このブログのテーマは

クビになった元OL(しかも失業保険がでなくて家賃払えない)がこれからどうなるのか?

をリアルタイムでつづるというものである。
もしくは、そういういうものだった。

私は、ブログを「リアルの世界を離れて内緒バナシできる場所」ととらえている。
唯一、本当の自分をさらけ出してよいと自分で自分に許可している場所、それがブログ!
リアルの世界の人には口が裂けても告白できないことを書く場所、それがブログ!

私のアイデンティティはそのころから変わっていない。
自分の性自認が女であることが変わらないのと同じように
「クビになった元OLで現無職」というのが自分のアイデンティティ自認(そんな言葉あるのか)である。


私は万事に対してぼーっとしすぎているし
アイデンティティは変化しないまま今日までやってきたわけでございます。

けどある時期を境にこのブログ(このブログにしてはという程度だけど)、妙にアクセス数が多くなってしまった。


怖くなってきた。



「クビになった元OLで現無職」がこそこそ内緒で書いてるブログとしてではなく、
「別の属性の人が書いているオフィシャルなブログ」として読む人が増えてきたからだろうか……?
と私は勝手に思った。

それに対して、私のこころが追い付かない。

今まではリアルの世界の私と、ブログ上の私を、絶対に結び付けられてはならない、
このブログを書いているのが私だとバレたら死ぬ!と自分で思ってきた。

けれどある時期を境に、「あのブログを書いたのは私です」とリアルの世界で自己紹介までさせていただく機会に恵まれるように。
今までは自分の中だけの秘密だったブログなのに。
ある時期からなんなら「私を代表するもの」みたいな位置にまで昇格?している。

けれどそれにこころが追い付かない。




なぜこのブログをある日突然ドクダミハニーにしたかというと、グーグルで検索したひとがふらっとやってきて、
「某へっぽこエセライターもどきが運営するブログはどれだ?ああここか。」
と気軽に来れるブログにしたくないなあ、なんて思ってしまったからです。

このブログは、
「クビになった元OL、明日にはどうなっちゃうの?」
って心配して読みにきてくれていた人たちだけが引き続き読みにきてくれる場所だったらいいなあ、と思って。

前々から読んでくれる人たちには誰が書いてるかわかるけど、一見さんには誰が書いてるのかわからないブログにしたいなあ、なんて思って。

排他的ですね!






私はブログを読むのが好きでいろんな方のブログを読む。
今日も楽しく読んだ。
ライターさんが書いているブログだ。

ライターという職業の方が無償でブログに文章を書くのはなぜだろう?

ライターさんは、いろんな媒体から注文を受けて文章を書くのがお仕事だ。

きっと既存の媒体からは特に注文は来てないけれども自分が書きたいことを、ご自身のブログに書くのだろう。
たとえギャラが発生しなくてもいいから文章化したい!と思っていることを書くのであろう。
今までは、自分の中ではそんな風にとらえて、ライターさんのブログを楽しく読んでいた。


で、今日気づいたわけです。このブログを読みに来てくれる人にもしそういう風にとらえて読む人がいたら……?


怖すぎる。


私は万事に対してぼーっとしすぎている。
どうりでリアルの世界の人と話しがかみ合わないはずだ、とようやく合点がいった。



覚悟とかプロ意識とかとは違う次元のハナシなんです。
アイデンティティ、っちゅうもんが自分の中で変化するには、時間を要する。

今はまだ混乱中。