現在、通える就労移行か就労継続を探しているところです。
就労移行支援とは職業訓練学校ような場所です。国からお金が出ていて、運営自体は民間の会社が行っています。
今回見学に行ったところがヤバかったので書かせてください。
事前の見学申し込みアンケート提出で違和感
今回見学に行った事業所は就労移行ではなく就労継続。
「情報はあまりないがグラフィック系のソフトも使えるらしい」
と教えてもらった事業所C。
どういった事業所なのか情報がほとんど表に出ていないそうです。とりあえずケアマネさんが見学を申し込んでくれました。しかし
「通所者本人が申し込みしない限り受け付けない」
とのこと。ケアマネの申し込みを断る時点で違和感がありましたが
「まあいいか」
と自分で手続きしました。
すると事前にアンケートの記入・メールでの提出を求められました。なんとなく嫌な予感がして気がすすまなかったのですが、これも
「まあいいか」
と記入・提出。そして見学当日です。
いきなり失礼な質問攻めにされる見学会
職員は会議室に入ってくるなり、
「え~とお名前は? 職歴は? なにが得意?」
とかなり高圧的です。自己紹介も事業所の説明もなしで質問攻めにあいました。
福祉事業所って、事前のアンケートの提出を求めるところが多いんです。それにもかかわらずアンケートと同じ質問をされることがまァ多い。
うんざりした私は
「アンケートにすでにそういうことは書いてますが。届いてませんか?」
言葉の中に
「いい加減にしてほしい」
という警告を込めて尋ねました。しかし
「届いてますよ。けど、いろいろお聞きしたいので」
平気な顔で質問を再開する職員。ニュアンスが通じない相手のようです。ひきつづき私の診断名やこれまでの経歴、住んでいる場所の尋問が続きました。見学を申し込んだだけの人間にここまでの個人情報を聞く権利などないはずです。
「あなたの夢は?」
という質問にマルチの勧誘ぽさを感じ、
「利用するか決めてない段階で個人的なことをお話しするのはちょっとできないので、今日は事業所の概要を教えてもらうだけで結構です」
と申し入れました。すると
「それじゃ、何を説明したらいいのかわからないな!」
と職員は立腹のご様子になってしまいました。
「ネットでお金を稼ぐ方法を知ってる?」
「え~と、じゃあネットでお金を儲ける方法を知ってますか?」
尋ねる職員。
「いえ知りません。」
と私。
「それはね、アフィリエイトです!」
おごそかに宣言されました。
(´゚ω゚):;*.':;ブッ
私は椅子から転げ落ちそうになりました。
「アフィリエイトの広告収入を使えばあなたのような障がい者でも、在宅でも、お金が稼げるんですよ!」
アフィリエイトビジネスはDMのお誘いで十分です
それでなくとも最近はTwitterのDMでアフィリエイトビジネスのお誘いが絶えず全部ブロックしているというのに、なぜわざわざ福祉事業所がそんなビジネスを謳うのか……? 理解に苦しみます。
「関わりたくないなァ」
という気持ちしか沸きませんでした。
騙される被害者が出てほしくない
「就労経験はない、障害はある、けど仕事がしたい!」
という前向きな人たちに
「アフィリエイトなら稼げるよ!」
と言うのは、まるで
「パチンコなら稼げるよ!」
と言っているようなものでは? と思いました。
メインに据えるお仕事なら5時間働いたら5時間分の報酬が得られる実直な仕事のほうがいいのではないだろうか、と老婆心ながら思わずにいられません。
アフィリエイトをどうしてもやりたいならわざわざ就労移行支援事業所に通う必要ありません。趣味の範囲でやればいいと思います。アフィリエイトビジネスでなにかのスキルが身に付くというわけでもないですし。
最後に叱られる私 福祉の品質管理体制を願ってやまない
最後に
「最初の質問に対して『情報は出せない』と言ったあなたは、コミュニケーション力が不足している」
と職員からおしかりを受けました。
私が想像するに、この福祉事業所では見学に来た人を
「オレたちの会社に就職面接に来た人間」
と思っているのではないでしょうか。
彼らが福祉事業のことを
「オレたちが儲けるためのベンチャー事業だ!」
と心の中で思うのは自由ですが
「自分たちは見学者にしつこく質問する権利がある!」
と思い込むのは大きな間違いです。