就労継続支援事業所でアフィリエイトビジネスに誘われる②

 この記事で「障がい者でも稼ぐ方法......それはアフィリエイトです!」と言い切ったヤバい事業所Cのさらなるヤバエピソードをこの記事では書こうと思います。悪質な事業所に騙される人が一人でも減ってほしくてこのブログを書いています。 

はじめに

 私はいま、就労移行支援を探しています。その過程でいくつかの就労移行支援事業所を見ました。

~前回までのあらすじ~ ケンカ腰の職員

 「この事業所ではアフィリエイトで稼ぐ方法を教えます!」
と事業所Cの職員に得意満面でカマされた私。職員はいかにアフィリエイトが素晴らしいかを早口で熱弁しながらも、ずっと無表情。なのに目だけがランランと熱を帯びているのが怖い。相変わらずケンカ腰の高圧的な口調で彼はまくし立てます。

 スクリーンに映された「アフィリエイトで稼ぐ方法」を図解したパワーポイント資料を見ていられず、私はうつむいて考えました。

(お年寄りを騙す詐欺の勧誘会ってこんなかんじなんだろうか? いいころ合いを見計らってこの場から脱出しよう)

 ここまででも酷いものですが、職員の話はより一層ヤバい方向に転んでいったのです……!

 

もはやねずみ講? サギ? NFTとビットコインを押す職員!

 私の目が死んでいるのを見てご不満な様子の職員。あからさまに怒った表情で

「もっと稼ぐ方法として、うちではビットコインやNFTも導入を検討しています!」

(´゚ω゚):;*.':;ブッ

吹きだすのはこの日二回目です。

 

 興奮した口調で職員が続けました。

「この事業所では障害者が稼げないのを大きな問題と考えています。コーディング? デザイン? プログラミング? どれも稼げません! うちではアフィリや広告収入、ビットコインとNFTで稼げるんです!」

 

NFTやビットコインに手を出さないで

 NFTに関してよく知らないのでウィキペディアを以下に引用しますね

「2022年現在、NFTは主に投機資産として利用されている 」   

「美術品詐欺などの悪徳商法に頻繁に利用されていることから批判されており」

「NFT市場の構造は(略)ネズミ講マルチ商法と類似」

「『NFTにすることでアートの複製防止ができる』などと言ったありもしない機能が吹聴されるなど社会問題になっている」

 不勉強の門外漢でありながら恐縮ですが、国から助成金でこれをやるの......?

一体どんなバックグラウンドの企業がやっているのか? まさか昔オレオレ詐欺をやっていた会社? 参考文献『ギャングース』!

「まじめに仕事をしたい!」
と門を叩いた前向きな障害者さんが、社会問題になってるようなビジネスに引きずり込まれているのでしょうか。

 

1~3巻まで無料で読めるみたい! この機会にぜひどうぞ

 

 

 読む方の情報収集に微力ながら貢献できれば幸いです。

 福祉だろうと就労支援だろうと、いくら言葉で綺麗なことを並べ立てても所詮はビジネス。そこを肝に銘じないといけないなと今回の一件で改めて気を引き締めました。

 商売には良いものも悪いものもあるから、利用者としては見極めが大切ですよね。気を付けます(´・ω・`)