全く関係ない第三者として「ハラッサーあるある」を目撃したのでご紹介させて下さい。
この記事は
・ハラスメントを受けている、もしくは過去に受けたことがある
・身近にハラスメント被害者がいるけどどうすれば力になれるか分からない……
という方のお役に立てれば幸いです。
告発
先日
「AさんがBさんからハラスメントを受けている」
という告発の場にたまたま居合わせたんです。
そこにはAさん、Bさん、その他数名いました。
Aさんが皆に何があったかを発表し、それを受けてBさんも発言する。
その他数名も証言したり、発言したり、という学級会のような形式でした。
ちなみに私はAさんともBさんとも知り合いですらない、という立場。
ハラスメントがあったか知りません。
この告発さえも、関係者各位の勘違いの可能性もあれば、誰かが大嘘をついてる可能性もある。
賭け
と、なると、ここからは
「賭け」
の時間です。
『カイジ』のカジノ船に乗り込んだ。
もしくは『イカゲーム』に参加している。
そんな私を一瞬想像してみて下さい……（なんでやねん）。
「財布の中の全財産かけるならAさんBさん、さぁどっち！？」
という「賭け」に、大和、急遽強制参加ｯ……！
財布の中の全財産（35円）をバーン！ と賭けるならどっちだ。
（ｻﾞﾜ……ｻﾞﾜ……）
『ハラッサーあるある』のお蔭でちっちゃな預言者、降臨！
私はAさんBさん両者を観察しました。
すると、出るわ出るわ。
Bさんによる『ハラッサーあるある』のオンパレード。
「Bさん、次はあの『ハラッサーあるある』やるのかな？」
と思った「ハラッサーあるある」を、5秒後にBさんがきっちり行っている……
そんなことが連続で続いたのです。
これには自分でもびっくりしました。
「5秒後の未来が分かっちゃう……ちっちゃな預言者が私に降りてきたかも！？」
と勘違いしそうでした。
ハラッサーあるあるとは何？
……が、違います。
私に予知能力が降りてきたのではなく「ハラッサーあるある」を事前に知っていただけです。
その予備知識のお蔭で私は35円失わずにすみました。
なので皆さんにもここで
「『ハラッサーあるある』って何？」
をぜひ知って頂ければ、と思います。
『ハラッサーあるある』は瀧波ユカリさんの漫画『わたしたちは無痛恋愛がしたい～鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん～』
にとても分かりやすく描いてあった、
ハラスメントする人が必ず取る行動
のことです。
（今手元で見て参照できないので詳細は違うのですが汗）だいたい
ハラッサーあるある
1. ハラスメントをその場のノリだと言い張る
2. 被害者のせいにする（繊細すぎる、気にしすぎ、年齢のせい、出身地のせい、など）
3. この期に及んで被害者にアドバイスする
4. 自分が被害者だと言い張る
……などです（詳細は漫画とは違ってると思います、すみません。けどだいたいこんなかんじ）。
ハラッサーを見分ける1番の決め手
ハラッサーを見分けるためには
4. 自分が被害者だと言い張る
かどうか？
が個人的には1番のバロメーターだと思っています。
「被害者はオレだよ」
私が遭遇した事例に戻ります。
Bさんは
「こんなことを皆に言われてショック、むしろ自分が被害者」
というようなことを言っていました。
対してAさんは「自分が被害者」だとは一言も言わなかったんですよね。
あくまでも
「ハラスメントがあるのでもう活動できない。それが悔しい。」
ということが主張のポイントでした。
さらには
「みんなごめん。今までありがとう」
と参加者をしきりに気遣っていました。
対してBさんから
「ごめんね」
「ありがとう」
は一切なく、出てくるのは「ハラッサーあるある」ばかり。
もちろん、何が事実かは知りません。
けど私としては「Bさんはクロだな」とスッと腑に落ちたからAさんの言い分に賭ける。
ただ、それだけです。
知見
この一件に遭遇したお陰で得た知見は2つ。
1つ目
こういったいざこざでは、弁護士でもない私のような第三者が
・誰が言った・言わない
・やった・やってない
を細かく知らなくてもいいんだな！
ってこと。
だってハラッサーあるあるを使えば、どっちが加害者か、一瞬でわかっちゃうんだもん。
実際には知らんよ？
何があったか知らんっちゃどね？
自衛って【一瞬】で判断できないと意味ないじゃん。
敵（ハラッサー）がいつ襲ってくるかなんて、わからないんだから。
だから、ハラッサーは一瞬で判定して距離を置く。
これでいいと思うんですよねー。
2つ目
自衛のために「ハラッサーあるある」は覚えといたほうがいい。
特にハラスメント被害に遭いやすい属性の人（女性）！
ハラッサーあるあるを使って判断すれば誰がハラスメントを行っているか、一瞬で特定できます。
これで自分へのハラスメント被害を未然に防げる確率はグッと上がるのではないでしょうか。
悔しいです
すでに被害に遭ったAさんの勇気ある告発によって第三者の私は学ばせてもらい、自分への被害を未然に防ぐことができました。
加害者の実態にも触れられ、貴重な機会を得られて感謝しています。
35円は回収できた……しかし、賭けに勝った、とまでは言えません。
Aさんの被害は消えることはないからです。
悔しいです……。
ぜひ皆さんに
『わたしたちは無痛恋愛がしたい～鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん～（瀧波ユカリ）』
を読んで「ハラッサーあるある」を知ってもらいたいです。
ハラスメント被害が少ない社会にできるようみんなでがんばりましょう！
このブログ記事が少しでもハラスメント被害を未然に防ぐお役に立てれば幸いです。
