PTSD、カルト脱会、毒親問題を抱える人はアトピーになる!?

ここしばらく元・カルト2世やカルト脱会者の本やブログばかり読んでいる。

 

解毒 エホバの証人の洗脳から脱出したある女性の手記

 

↑の本や

こちらのサイトを拝読

 

『月刊現代2004年11月号』の『書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇』(米本和広)http://www5.plala.or.jp/hamahn-k/gendai.htm

 

 

その結果、1世でも2世でもカルトを脱会してPTSDを発症している人と

私の症状はとてもよく似ている、とわかりました。

カルトを脱会してもPTSD発症していない人には

あまり共感する部分はなかったですw。

 

よく考えたら、私の診断名はPTSDなんですよね。

今まで「うつ、うつ」とばかり言ってきたのは

わかりやすく言ったほうがいいと思ったからです。

PTSDってわからない人も多いのではないか?と思い。

 

けどあっし、じつはPTSDなんですよ(←無駄情報)。

 

PTSDの症状のひとつにうつがあるから、

まあ同じようなものだし、と今までおもってきました。

個人的にあまり診断名にこだわらないタイプなので

別にどっちでもいいやとも思っていました。

 

けど、PTSDの方の手記を読んでみると、

うつ病の方の手記を読むよりも

はるかに自分に似ている部分が多くてびっくりしました。

 

今後はPTSDを名乗っていったほうがいいかもとも思いました

(どっちでもいいっちゃいいんですが……)。

 

↓ 上記米本さんのルポの主人公宿谷麻子さんの日記です。

この日記は、まさに私の症状そのまんまで、さらに驚きでした。 

夜桜の苦悩4

 

例えばアトピー

宿谷さんも、『解毒』の坂根 真実さんも、大人になってから

カルトを脱会し、親とのごたごたを経験したら

突然アトピーになられているんですよね。

 

親とのごたごたは大人のアトピーを引き起こすのかもしれない。

 

すっかり忘れてたのですが、

私もアトピー出ましたよ。大人になってから突然。

親とごたごたしてた頃の話しですが。

 

 

首から背中、胸元がアトピーになり、毎日膿んで血が出てました。

寝てる間にがまんできずに肌を掻き壊しちゃうから、

朝起きると、膿と血でパジャマが肌に張り付いてるんですよ。

それをバリバリはがして、毎朝出勤していた。

 

背中もアトピーでいつも血がでてたから

ブラジャーを着けられなくなったのはそのころからです。

 

首もとが一番ひどかったので、その時期以降

ネックレス類はつけられなくなりました。

 

あと会社の首からさげる名札。

ちくちくして首のアトピー悪化するし、拷問ですよあれは!

誰が発明したんだ!

 

ステロイドは嫌だったし、自分がアトピーという意識も

薄かったので

(花粉症のようなもので、大人になってからなる病気って

なかなか認めたくないんですよね)

病院に行ったのはかなりひどくなってからでした。

最強レベルのステロイド軟こうを処方され

それを分厚い「リント布」というやつで覆ってました。

 

「リント布」も私の患部が広すぎて

通常サイズでは足りなかったので、

問屋から買うように薬局に言われてしまい

問屋街を「リント布」を求めてさまよいました。

(今だったらネットで買っちゃうけど)。

 

今でも小規模にアトピーは出ますね。首もとや腕に。

 

自分の中では、アトピーが親とのトラウマや

PTSDと関係してるという認識がなかったので、

10年くらいたった今ではほとんどアトピーの記憶を

封印してました。

 

いつしか、なんで自分がネックレスを着けられなくなったのか、

その理由すら忘れてました。

 

イレギュラーで説明のつかない記憶って、

どこに分類したらいいかわからなくて

封印しがちなんですよね。

 

自分の中では意味不明だったアトピーの記憶が

PTSD、家族問題がらみだったということで

点と点が結ばれてすっきりしました。

 

 当時mixiに自分のアトピー写真をアップした記憶があるなー。

あのデータどっかに残ってるかな。

『我らの不快な隣人 統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇』(米本和広・情報センター出版局)

世界の中にいて安全であるという感覚、すなわち<基本的信頼>は人生の最初期において最初にケアしてくれる人との関係の中でえられるものである。(略)恐怖状況において人びとはおのずと慰藉と庇護の最初の源泉であったものを呼び求める。傷ついた兵士もレイプされた女性も母を求め、神を求めて泣き叫ぶ。この叫びに応答がなかった時に基本的信頼感は粉々に砕ける (p.125)

 

親が自宅で懇懇と説得して脱会した場合、信仰を捨てるだけの話しです。しかし、親による拉致監禁は信仰をはく奪するだけにとどまらず、信者が入信する以前から培ってきたもの、人格といえばいいのか、信仰の土台である人間としての根源的な部分まで根こそぎはく奪する行為なんですよ。 (p.218)

 

「他人のしたことなら忘れられるが、家族のしたことは忘れません」「両親に対して、レイプした相手に対するような感情を持っている」 (p.219)

 

『我らの不快な隣人 統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇』(米本和広・情報センター出版局)より

 

我らの不快な隣人―統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇

 

 

ある日、目覚めると、巨大バウムクーヘンのような大きくて厚みがある(しかしバウムクーヘンなんかよりずっと硬い)枷のようなものが、脳みそからぽこっと外れたような感覚がある。マインドコントロールが解けるってきっとそんなかんじ?

 

Jの証人の勧誘 忠実な子供だったワタシ編

 

Jの証人発祥のとある国に住んでいたことがある。

 

日本企業の海外駐在員に帯同する家庭は

学校入学や病院の問診票作成などあらゆる書類作成時に

「信仰する宗教」を申告する必要がある。

 

キリスト教ヒンズー教イスラム教、仏教、その他。

 

そのリストから該当するものにチェックを入れる。

 

「仏教」って書きなさい!

書類を作成するたびに母に怒鳴られた。

母は私に何かいうとき、いつも怒鳴る。

 

私には自分が「仏教」を信仰しているなんて実感がなかった。

 

先祖のお墓が仏教の寺にあることは知っていたが

そこに行ったことはなかった。

機能不全家庭だからお墓参りに行ったことがなかったのだ。

 

顔見知りのお坊さんもおらず、

お坊さんエンカウントがゼロな私には

仏教の具体的なイメージがわかなかった。

 

私にとっての神さまのイメージ、

それはお地蔵さんだった。

もしくはおじいちゃんに連れられてお賽銭をいれた神社。

竹林に囲まれていて清浄な空気が好きだった。

 

お地蔵さんて仏教なのか?

なんか違う気がしたけど自信がなかった。

神社は確実に仏教じゃないよね?

じゃあ「その他」になるのかな?

 

けど

「『仏教』にしろ、『その他』なんかにしたら

どんな目で見られるかわからない」

そう母が怒鳴るので「仏教」にチェックを入れた。

 

駐在員家庭は「仏教」にチェックを入れるよう

企業から指導されるらしいと知ったのはもうすこし

大人になってからだった。

 

現地で住んでいた家にはJの証人がときどき勧誘にきた。

両親にかわっていつも私が対応をさせられた。

うちでは面倒くさいことは常に私がやらされる定めだった。

 

そのうちのひとりのご婦人が記憶に残っている。

 

「こんにちはJの証人です。私たちのミーティングに来ませんか」

その日、うちのチャイムを鳴らしてやってきたのは

花が大声で主張しているような

お洋服をお召しのご婦人だった

(Jの証人が花柄を着るのは

世界共通なのだろうか)。

彼女の顔には「おだやかな微笑」と自身で命名し、

日々使い込んでいるかのような

型にはまった微笑が浮かんでいた。

 

 

「けっこうです、ありがとう。我々は仏教徒ですから。」

母親に「仏教徒だと言って断りなさい!」と

どやされたとおりに、精一杯の英語で私は対応した。

 

するとご婦人は、それまでの「おだやかな微笑」から

「哀れみ」と命名されているかのような

表情にかちりと顔面を切り替えてからこう言った。

 

「あなたはかわいそうな人ね」

 

ぽかーんとした表情を浮かべるわたしに

彼女はなおもこう言った。

「ミーティングには日本人も来るわ。

あなたたちも来るべきよ。」

 

目の前のご婦人よりも

母親に折檻されるほうが怖かった私は忠実にくりかえした

「けっこうです、ありがとう。我々は仏教徒ですから。」

 

そう言ったところ彼女の表情が再びかちり!と切り替わった。

今度のは、

「阿修羅」と異教徒である私なら命名したいような

おそろしい表情だった。

 

「この世が終わってあなたが地獄に行くときに

後悔するわよ!」

ご婦人が興奮して、はぁはぁ息を荒げているのが

不気味だった。

 

「えっと、我々は仏教徒なので……」

この世が終わって地獄に堕ちるなんて初耳だったが

バカの一つ覚えで繰り返した。

 

どのみち私が地獄に堕ちるには

この世の終わりまで待つ必要もないのだ。

目の前のこのご婦人を玄関から追い払う

任務に失敗すれば早々に

私は母によって地獄に堕ちることになるのだから。

 

「もういいわ!」

何度かの不毛なやりとりの末、

ようやくご婦人はくるりと背をむけて

帰っていき、二度とうちを訪れることはなかった。

花柄が怒る彼女の肩のあたりで

笑っているように揺れていた。

 

当時はナニ言ってるのかよく理解できなかったけれど、

彼女から見れば私は

「サタンにとり憑かれた子供」

だったんだろうな。

 

彼女が一生懸命私をミーティングにいざなおうとしたのは

私が地獄に堕ちないようにという

ある種の親切心だったんだな。

 

私自身も大人になり、

「親切な人に見られたい欲」というのが

分かるようになった今、

思うのでした。

 

Jの証人の勧誘 薄汚い大人のワタシ編

寝込んでいて、人間と2週間くらいしゃべらないでいたんですが

「今宗教の勧誘がきたら、入信してしまいそうだ」

と弱気になっていました。

 

私に宗教団体に属することなど

つとまるわけがありません。

けど心が弱くなると身の丈に合わない希望を

抱くようになるのです。

 

なにかにすがりたい。

宗教に入信すれば楽になるのではないか、と。

 

先日書いた「誰かに全肯定してもらいたい」欲

が私にはあります。

それをこの瞬間

空想上の宗教に求めてしまいました。

 

そんなときピンポンがなったんですよ。

宅急便を待っていたので、判子を手に勢いよくドアをあけたら

ご婦人が立っておられました。

 

「こんにちは、Jの証人なんですけど~」

花柄花柄したお召し物を着たそのご婦人はそう仰いました。

 

覗き穴から確認せずにドアを開けたことを

後悔する自分がいました。

 

「結構です」

考えるより早く、

私の口からはよどみなく拒否の言葉が出てきました。

さっきまで宗教に入信することを検討していたことも棚に上げ、

かなりのスピードでドアを閉めながら。

 

「冊子があるので差し上げます~」

という彼女の声がドア越しに聞こえてきましたが

「だいじょうぶです」

とさらにドアを閉めながら冷酷に言い放ち

ガチャリ・ガチャリと鍵とチェーンをかけました。

 

私の行動は自分の心の冷たさと

ドアに来られた方への全否定を

はっきりと映し出すものでした。

 

こんな私が

なにものにも全肯定されないのも

当然でございます。

 

Jの証人の方々がそれ以上深追いしてこなかったことに

 ほっとした自分がいましたが

自分より年上のご婦人の眼前でぴしゃりとドアを

閉めることの後味の悪さたるや。

 

私は罪悪感にかられました。

 

わたしはアルコール依存症の両親をもつ

機能不全家庭に育ったACですからね。

罪悪感にかられやすいんですよ。

 

罪悪感を抱いた理由には、

勧誘が悪質じゃなかったこともあります。 

「Jの証人です」と正面から

堂々と名乗っては拒否されることも多いことでしょう。

 

むかし

コンサートに行こうと言われて友人についって言ったら

宗教の勧誘だったことがありました。

少し前は「手相の勉強してるんです」と

よく声をかけれれました。

 

勧誘の基本は自分の正体を隠し

「これは勧誘じゃないんです!

知ってもらいたいだけなんです!」

と言うことのはずだけど

今回はそういったことは何も言われませんでした

(言われる前にドアを閉めてしまったのも

ありますが)。

 

 

あまりに冷たくドアをしめてしまったことに

罪悪感にかられて「Jの証人」で

いろいろ検索して『昼寝するぶた』というサイトに辿り着けたのは収穫でした。

 

 

コメントありがとうございます、うれしいです。コメント欄を閉ざさない件

最近の自分のブログ、

改行や表記の統一がなされなくて

汚いです。すみません。

 

ここ数日書いた記事にコメントいただけて、とってもうれしいです。

下さった方ありがとうございます!

 

コメントなんてめったにいただけるものじゃないですからね。

 

ブログをやっていると、

批判のコメントもいただくのですが

コメント欄はずっと閉ざさないで

やってきたました。

 

私は批判のコメントも、頂くのがうれしいです。

反対意見は

自分の考えを深めるきっかけになるからです。

 

ものづくりにはなんでもそうですが、

講評をいただくのが大切だと思っています。

 

9対1くらいの割合で

ご賛同のご意見と批判的なご意見を

いただくことが

バランスのよい作品(ブログ含め)

づくりにつながるんじゃないかなぁ

と思っております。

 

両親のことを書いた過去の記事を読んでみましたが 

(以下)

加虐者はこのブログから出ていってください 毒親結社、結成おめでとうございます - ドクダミハニー_ブログ

 

私の父のどこがどうおかしいか説明するのはなかなか難しい - ドクダミハニー_ブログ

 

 

いや~私、怒ってますね!

怖いですね!

自分の記事読んでて自分で怖いです!

 

 

このとき

「テンプレクソコメントはいらない」

なんて生意気にも書いてますが、

どんなコメントでももらうのがホントに

嬉しいんですよ!

 

その証拠にコメント欄は閉ざしませんでした。

 

普通にブログを運営してれば、誰も読みになんて

来ないものです。

☆もめったにつかないし、

コメントなんてさらにめったにつきません。

 

それがいろいろ諸般の事情で

こんな駄ブログでも

アクセスが増えちゃった時期がありまして。

 

これまで機嫌よく誰にもよまれない

ブログを自由に書いていた私、

急に増えたアクセスやコメントに

慣れなくて、当時は

なんか、頭にきてたんでしょうね。

舞い上がってたというか。

 

けど私も当時はまだ30代後半のひよっこだったんですね。

ダメでしたね、ぜんぜんダメですよ。

 

けれども今や、みなさんのコメントに育てていただいて

私ももうフォーティーズに突入しました。

皆さまのコメントを拝読して

いろいろなことを考えるきっかけを

与えていただいてますから。

すこしは成長していけたらいいなと

思っております。

 

 

虐待家庭とマインドコントロールやカルトの類似性⑤~実家とJの証人家族、個人カルト、テロや災害が起こるたびにイキイキしだす父親、『昼寝するぶた』

虐待家庭とマインドコントロールやカルトの類似性① - ドクダミハニー_ブログ

虐待家庭とマインドコントロールやカルトの類似性② - ドクダミハニー_ブログ

虐待家庭とマインドコントロールやカルトの類似性③ - ドクダミハニー_ブログ

虐待家庭とマインドコントロールやカルトの類似性④ - ドクダミハニー_ブログ

↑ ここまでのぼやきはこちらを参照ください

 

ようやく本題に入れそうです!

私が上記①~④で書いたような葛藤を抱いているのは、

未だに親のマインドコントロールが抜けていないからです。

 

それはずっと自覚していて、

私はいつからかマインドコントロールや洗脳、そしてカルト

について書かれた本をよく読むようになりました。

 

●ウチの実家は個人カルトだった

 

このブログでも

だいたいマインドコントロールについて書かれた本

ばっかり紹介してます。

 

カルトを脱会した人の手記などを読むと

もう共感しまくりで、普段生活していてめったに

感じることのない脳内物質が出るのを感じるほどです。

 

カルト脱会者が過去の経験をつづった文章には

私が今まで生きていて他人に感じた事のないレベルで共感します。

 

かといって、私は組織的なカルトに入れられていたわけではないので

書いてあることのすべてがわかるわけではありません。

ですので、共感しすぎずに共感できる

このラインが私にとって絶妙で、

学ぶところの多い読書につながるのだと思います。

 

これがもし元・被虐待児の手記などだったら、

共感しすぎ、ぜーんぶ理解できてしまうのでフラッシュバックを起こして

体調がものすごく悪くなってしまい、

本から学んだり新しい発見をしたりするどころではないのです。

 

先日読んだ本で初めて知ったのですが

組織的なカルトではなく、

個人をだまして資産を巻き上げる「自称霊能者」など

個人でマインドコントロールを行う人は

「個人カルト」というのだそうです。

 

個人カルトは組織的カルトとちがい

密室で行われるし証拠もないので

世に出にくい、とのことでした。

 

私の実家も個人カルトのようなものだったんだな、と

これを読んで思いました。

 

親に言われてきたことやされてきたことは

目撃者がいない密室で起こるので

なかなか信じてもらえません。

 

しかも「親」が「子」にそんなひどいことをする訳がない、

というのが一般常識なので、なおさら信じてもらえません。

 

そういったことが、

ますます「子」のマインドコントロールを

解けにくくしてるんじゃないでしょうか。

 

そこでもうこれからは「実家」とよぶのではなく、「個人カルト」と心の中で称し続ければ自分のマインドコントロールを軽くするライフハックになるかもしれないと思いました。

 

●Jの証人2世の方々の抱える心の問題にシンパシーを覚える

 

カルト脱会者のウェブサイトでとてもいいものを見つけました。

某宗教団体の2世だった「ゆーじ」さんという方の

『昼寝するぶた』というサイト

(ブログという名称ができる前の時代につくられた)です。

 

一切の怒り・恨みなしに書かれており

かつユーモアや皮肉が効いていて、

人間的に完成された人だったんだなあという感想です。

 

の証人に限らず、いろんなカルトの

2世の方々は脱会してからかなり苦労されるのだそうです。

心の病をかかえる方も少なくなく

自殺してしまう方も多いと聞きます。

 

そんな脱会者に向けて、

Jの証人の教義のおかしいところなどを

わかりやすく解説し、脱会した人の罪悪感が少しでも減るよう

一般社会で生きていきやすくするよう作られたページです。

 

たとえばこのページ

道は開ける

このページの「JW」「組織」「宗教」などのワードを

「親」「家族」「親が押し付ける変な価値観」

などに置き換えるて読むと、

私の抱えてる心の葛藤と、

ゆーじさんが書いてらっしゃる脱会したJW2世さんたち

が抱える心の葛藤がとても似ているとわかります。

 

●テロや災害が起こるたびにイキイキしだす父親

 

次にこのページ。

詭弁論理学

私はこの部分を読み、もうれつな既視感を覚えました。

引用:

・1979年、ソ連アフガニスタン侵攻
「北の王と南の王の争いが始まったわ!これがハルマゲドンの始まりよ!
 早く組織に戻ってきなさい!」

・1991年、湾岸戦争勃発
「これはハルマゲドンの始まりよ!早く組織に戻ってきなさい!」

・1995年、阪神淡路大震災
「これはハルマゲドンの始まりよ!早く組織に戻ってきなさい!」

・1999年7月、ノストラダムスの大予言が成就すると言われていた頃
「この世の21世紀なんか絶対来ないんだからね!それまでに間違いなく
ハルマゲドンが来るんだからね!早く組織に戻ってきなさい!」

・2001年、米国同時多発テロ
「これはハルマゲドンの始まりよ!早く組織に戻ってきなさい!」

 

私の実家(個人カルト)でも、上記のテロや災害が起こるたびに

父親が急にイキイキと騒ぎだすのとそっくりだからです。

 

「自分が常々言っていることは正しかった、その証拠としてテロや災害が起こっている」

「だからお前は実家から一歩も出るな」

ということを水を得た魚のように主張しだすんですよね。

 

平常時はまったく会話もなく、なるべく関わらないように生活していても

テロ・災害時にはわざわざ電話やメールをよこし

けれど親として子を心配しているスタンスではなく

自分の勝手な妄想を一方てきにしゃべる、という父でした。

 

1991年の湾岸戦争のときは、「いつ空爆があるかわからないから進学をとりやめろ」と高校進学を控えた私は父に言われました。

 

2001年の米国同時多発テロのときは「外に出たらテロに遭うから家から一歩も出るな」と急に電話をかけてきた父に言われました。

 

2011年の震災のときも呆れるような無神経な、日本中が間違っていて正しいのはオレだけだという趣旨だと思うんですが、理解不能なメールが送られてきました(そのころには受信拒否にしていたのですが、知人をつうじて送られてきた)

 

それ以外の平常時でも「人の集まるところ(映画館、レストランなど?)*1

は危ないから家から出るな」と常時外出を規制される生活でした。

 

もちろんお友達など外部の人を家につれてくることも禁止でした。

 

「世の中は危険に満ち溢れていて世間の人たちはみんな敵」

という父の思想(もしくは被害妄想?病気?)*2

を共有しなければならない生活でした。

 

心の中ではそんな父の考えを馬鹿にして、

全然共有していないのですが

自分の心を偽って、共有しているふりをして生きていました。

そうしないと家(個人カルト)を追い出されて

学校にも通えないと小学校の頃からおびえる生活でした。

 

2003年ごろ私はニューヨークに旅行に行ったのですが

「テロのあったツイン・タワーには絶対に近づくな(またテロがあるかもしれないから)」

という父の非論理的な被害妄想につきあわなくてはいけませんでした。

 

「この時期ニューヨークに行って、グラウンド・ゼロを見てこないなんて

一生に一度の学びのチャンスなのに、

あなたはどうかしている。なぜ行かなかった」と

当時通っていた学校の先生に叱られ、情けなかったです。

 

機能不全家族とJの証人家族との相違

このページなんかは

家族のなかの孤独

もうドンピシャで私がいたような機能不全家族

Jの証人家族の似ている点をわかりやすく表にしてくれています。

 

さらにこの段落。

私は「親を縁を切ることについてブログに書こうとすると胃が痛くなるし体調も悪くなる」と書きましたが、ゆーじさんのサイトにその現象をわかりやすく説明してくれている箇所がありました。

引用:

 

問題を正面から解決しようと思っても人の心にはそれぞれ限度があって、問題を正面から認識しようとすると頭痛や吐き気や心臓の動悸や腹痛の症状が出たり、自分の潜在意識が自分の心を守るために過去の記憶を飛ばすので正しく問題を認識できないという場合もあります。

 

 

まとめ

 

機能不全家族に育った人は、自分がかかえる問題を一般化できず、それがその人の回復を遅れさせているのではないでしょうか。

 

私もぜんぜんマインドコントロールから自由になれておらず、未だに心が苦しいのですが、ゆーじさんのサイトを読んで、やったらいいことが少し見えたかもしれません。

 

ゆーじさんはキリスト教や仏教などのことを勉強し、聖書も勉強し、Jの証人の主張が実際の聖書に書かれていることとはかけ離れていることを理解したそうです。

 

私はまだ自分が経験したことを相対化したり一般化するための知識がたりない。言葉を持っていない。そういうことだと思います。

 

最後に

ゆーじさんのご冥福をお祈りいたします

*1:父が言っていることは常に理解不能なので、言っていたことの全貌は不明です。思考回路が理解できない人の言葉って、再現不能なんです。私の文章力では無理です。クヤシイです

*2:自閉症スペクトラムなどかもしれないと勝手におもっていますが詳細は不明

虐待家庭とマインドコントロールやカルトの類似性④

虐待家庭とマインドコントロールやカルトの類似性① - ドクダミハニー_ブログ

虐待家庭とマインドコントロールやカルトの類似性② - ドクダミハニー_ブログ

虐待家庭とマインドコントロールやカルトの類似性③ - ドクダミハニー_ブログ

↑ ここまでのぼやきはこちらを参照ください

 

なぜ親と縁をきるのがむずかしいのか考えるシリーズ~♪

 

ブログを書くときはぜったいにアウトラインをメモったり

しておかない主義(なんのアピールだ)なので

昨日なにを書こうとしていたのかもはや忘れかけている。

しかもこういうテーマで書くと体調が悪くなって

書く時間がつづけばつづくほど悪化するので

ぶっ倒れるまえにざっくり書き終えたい。

 

ぜったいこうなると思っていたのよ!((# ゚Д゚)

なのでここからのエントリは短くなると思います。

 

 

3. 親と縁を切ると、罪悪感がすごい

 

日本は未だに儒教の影響色濃くのこる社会です。

本にせよメディアにせよ、

「親を大事にしよう」、「だいじなのは絆だよね」、

「やっぱ家族っていいよね」

そういう内容のものは売れる。人々の支持を得られる。

お商売になる。

 

「毒親」ものが出版され始めたのはほんのここ数年のこと。

親と縁をきりたいと思っている人が

本やネットなどで情報を得たいと思っても、

そんな内容はほとんどないのが実情。

 

おかしい。

 

親と縁をきったのは、日本中でわたしだけなのだろうか?

そんなはずはないだろう。

なんで他の「縁キラー」たち*1

はブログを書かないの?と思う。

 

とはいえ

なぜ他の人がこういう内容の

エントリを書こうとしないのかよくわかる。

 

罪悪感がすごいのですよ。

これ書いてる今も胃が痛い。

 

親と縁を切る人なんて、ものすごくドライで

いろいろ割り切っててすっきりさわやか!

強く明るく明日に向かって生きてる人なのかなぁ

と私は思っていた。

 

けど少なくとも私はそうじゃないみたいだ。

 

なーんにもしない母の日・父の日、

家族ってクソだなとしか思わない大晦日、

絆を確かめ合わないお正月、

自分の生誕を誰にも祝われない誕生日、

そんな一年をすごすたびにに私の心には

漬物石のような「罪悪感」が溜まっていく。

それが40年分たまった今、

私は横になると、はるかはるか地底の底まで

体が沈んでいきそうになる。

 

こういうこと書くと

「本当はおとーさんおかーさんのこと、大好きなんだね♡♡」

「気になってしょうがないんだね♡♡」

などと言われる。

 

けど、それは違います。

 

おとーさんおかーさんのことが1mmも好きになれなかったから

私はこんなに罪悪感を感じているんです。

両親に、好きになれる要素がほんのすこしでもあったなら、

「ほら、あたしだって人並みに親を好きだし」

と思えるだろうし、ここまで罪悪感かんじないだろう。

 

気になっているのは、おとーさんおかーさんのことではなく自分のことです。

両親を愛せない自分がいかに人でなしか、ということが

気になってしようがない。

 

へらへら笑いながら虐待をした方の人たちではなく

虐待を受けたほうの私が「悪い人」になることに

いいようのない理不尽をかんじる。

 

私だって、「いい人」に見られたいんですよ!

それが、こんなブログエントリ書いちゃったら、

自分がいかにクズかが露呈するだけでしょ。

 

もーさいあくっすよ。

*1:「縁キラー」←こういう風に茶化した風に書くから批判コメントがくるんだよね